マンジャロは何kg痩せる?臨床試験データと現実的な目安
著者:Medvice編集部 / 監修:おうちでクリニック

SURMOUNT-1試験の結果をもとに、マンジャロの用量別・期間別の体重減少データと現実的な目安を整理します。
マンジャロを使うと「実際にどのくらい痩せるのか」を客観的に知るには、SURMOUNT 試験などの大規模臨床試験データを参照するのが最も信頼できます。本記事では用量別・期間別の体重減少データと、現実的な目安について整理します。
この記事でわかること:
- SURMOUNT-1 試験の結果サマリー
- 用量別・期間別の体重減少データ
- 食事・運動の影響
- 中止後のリバウンド研究データ
SURMOUNT-1 試験の結果サマリー

SURMOUNT-1 は、肥満症(または過体重で関連併存疾患を有する)成人を対象としたチルゼパチドの大規模ランダム化比較試験です。試験結果として以下が報告されています(New England Journal of Medicine, 2022)。
- 72週時点で、プラセボ群と比較して有意に大きな体重減少
- 用量が高くなるほど減量幅が大きい傾向
- 15mg 用量では平均で体重の約20%に相当する減量を達成した参加者が多数
※ これは臨床試験における平均的な結果であり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。
用量別の体重減少データ(試験ベース)

SURMOUNT-1 試験における72週時点の平均体重減少率は、用量により以下のように報告されています。
| 用量(週1回) | 72週時点の平均体重減少率 |
|---|---|
| 5mg | 約15% |
| 10mg | 約19.5% |
| 15mg | 約20.9% |
| プラセボ | 約3.1% |
これらの数値は試験時の生活習慣指導を含む条件下での結果です。実臨床では生活習慣・基礎疾患・併用薬等により個人差が生じます。
期間別の体重変化(一般的な目安)

個人差はありますが、臨床試験データを参考にすると以下のような時系列が一般的に報告されています。
- 3ヶ月時点:体重の約3〜7%の減少
- 6ヶ月時点:体重の約7〜13%の減少
- 12ヶ月時点:体重の約13〜18%の減少
- 72週時点:用量により約15〜21%の減少
効果の発現タイミングについてはマンジャロの効果はいつから?週ごとの目安と継続のコツもあわせてご覧ください。
食事・運動の影響
SURMOUNT 試験では、低カロリー食指導と週150分以上の運動指導が併用されました。実臨床でも、薬剤単独より食事・運動の併用で減量効果が補強される傾向が報告されています。
マンジャロは食欲を抑える作用がありますが、栄養バランス(特にタンパク質摂取)を維持しないと筋肉量が減少しやすくなります。減量期にも適切な食事構成が重要です。
中止後のリバウンド研究(2026年データ)
2026年に発表された研究では、チルゼパチドで体重を約21%減少させた参加者が薬剤を中止した後、1年で体重の約14%が増加したと報告されています。一方、薬剤を継続した群では初期減量の80%以上を維持できた参加者が約9割に達した一方、中止群でこれを達成できたのは約16.6%にとどまりました。
この結果は、マンジャロが体重維持にも継続的な薬剤管理が必要な可能性を示唆しています。詳細な治療計画は処方医にご相談ください。
「効果がない」と感じた場合の確認ポイント
- 用量が初期段階のままになっていないか
- 食事内容(特にカロリーと糖質量)に変化があるか
- 使用期間が3ヶ月未満の判断ではないか
- 投与手順・保管温度に問題がないか
これらを確認しても効果が不十分な場合は、自己判断で中止せず処方医に相談してください。用量調整や他剤への変更などの選択肢があります。詳細はマンジャロの効果はいつから?をご覧ください。
よくある質問
Q. 1ヶ月で何kg痩せますか?
個人差があり一概にお答えできません。臨床試験データでは、開始から数週間で1〜3kg程度の減少を経験する方が多いとされていますが、これは平均的な目安です。
Q. 1年で20kg痩せられますか?
SURMOUNT-1 試験では、ベースライン体重100kgの方が高用量を使用した場合、72週で20%相当(約20kg)の減量を達成した例が報告されています。ただし、これは試験条件下での平均値であり、誰でも達成できる保証はありません。
Q. 中止後にリバウンドしないためには?
2026年の研究データでは、薬剤継続群のほうが減量維持率が高いと報告されています。中止のタイミングや維持戦略は処方医と相談して決めてください。
まとめ
SURMOUNT-1 試験では、72週時点で用量により平均15〜21%の体重減少が報告されています。実臨床での効果は個人差が大きく、食事・運動の併用や継続使用が重要です。
具体的な治療計画と継続の判断は、処方医とのフォローアップが鍵となります。提携医療機関「おうちでクリニック」では、オンライン診療を通じて治療計画の相談が可能です。
参考文献・情報源
- マンジャロ皮下注 添付文書 — 日本イーライリリー株式会社
- PMDA 公開審査報告書(マンジャロ) — 医薬品医療機器総合機構
- 医療広告ガイドライン — 厚生労働省
監修医師
おうちでクリニック 監修医師
医師 / おうちでクリニック
- 医師(日本国厚生労働省)
提携医療機関「おうちでクリニック」の医師がマンジャロおよびGLP-1関連記事を監修しています。詳細プロフィールは順次公開予定です。
提携医療機関
マンジャロの診療は
おうちでクリニックへ
マンジャロの処方は医師の診察が必要です。提携医療機関「おうちでクリニック」のオンライン診療で相談・処方を受けられます。
公式サイトで詳細を見る →※マンジャロ皮下注は2型糖尿病治療薬として国内承認された医薬品です。
肥満治療目的での使用は適応外(自由診療)に該当します。
適応外使用に関する重要なお知らせ
- マンジャロの承認状況:マンジャロ皮下注(一般名:チルゼパチド/製造販売:日本イーライリリー株式会社)は、「2型糖尿病」を効能・効果として日本国内で承認された医療用医薬品です。
- 適応外使用について:肥満症やダイエット目的での使用は、承認された効能効果の範囲外(適応外使用)であり、 保険適用外の自由診療(自費治療)となります。費用は提携クリニックの公式情報をご確認ください。
- 主な副作用:消化器症状(悪心・嘔吐・下痢・便秘・食欲減退・腹痛)、低血糖、 急性膵炎、胆嚢炎・胆石症、急性腎障害、過敏症、注射部位反応など。詳細は処方医にご確認ください。
- 体験談・症例の取扱い:厚生労働省「医療広告ガイドライン」に基づき、 当サイトでは個人の治療効果に関する体験談を原則として掲載しません。
本記事は医療情報の提供を目的としたものであり、医師による診断・治療の代替を目的とするものではありません。 治療を検討される方は必ず医療機関で診察を受けてください。

