マンジャロの個人輸入は危険|2026年MHRA偽造品警告と正規ルート
著者:Medvice編集部 / 監修:おうちでクリニック

2026年に英国MHRAが発出したマンジャロ偽造品警告を踏まえて、個人輸入のリスクと安全な入手ルートを解説します。
マンジャロを安く入手する方法として「個人輸入」が話題に上がることがあります。しかし2026年2月には英国 MHRA(医薬品・医療製品規制庁)が偽造品の流通について緊急警告を発出するなど、リスクは年々顕在化しています。本記事では個人輸入の具体的な危険性と、正規の入手ルートを整理します。
この記事でわかること:
- 個人輸入のリスク全体像
- 2026年 MHRA 偽造品警告の概要
- 個人輸入で被害を受けた場合の救済制度の問題
- 安全な入手ルート
個人輸入のリスク全体像

個人輸入のマンジャロには、複数の重大なリスクが指摘されています。
- 偽造品が混入するリスク:成分が異なる、または有効成分を含まない偽造品が出回っています
- 温度管理の劣化リスク:チルゼパチドは2〜8℃の冷所保管が必要、輸送中の温度逸脱で品質劣化の可能性
- 医学的フォロー不在:用量調整・副作用対応を受けられない
- 医薬品副作用被害救済制度の対象外:健康被害が起きても公的救済が受けられない
- 違法性の懸念:個人使用目的での輸入は条件付きで認められるが、譲渡・販売は違法
2026年 MHRA 偽造品警告の概要

英国 MHRA は2026年、マンジャロ KwikPen 製品について、特定のロットで精巧な偽造品が流通していたとして緊急アラートを発出しました。報道によれば、偽造品の中には本来の有効成分(チルゼパチド)の代わりにインスリンが封入されていた事例もあり、誤投与による低血糖の重大リスクが懸念されています。
日本国内でも、個人輸入される製品の出所・流通経路を完全に追跡することは困難であり、同様のリスクが存在します。価格の安さだけで判断することは避けるべきです。
偽造品の見分け方が困難な理由

近年の偽造品はパッケージ・印刷・ラベルの再現精度が極めて高く、外観だけで真偽を判断するのは事実上不可能とされています。MHRA の発表でも「専門的検査を経なければ識別できない」と述べられています。
また、有効成分を含まない偽造品の場合、効果がないだけで済むケースもありますが、別の成分が混入している場合は予期せぬ健康被害につながる可能性があります。
個人輸入で被害を受けた場合の救済制度
日本国内で承認された医薬品を医療機関で適正に使用した結果、健康被害が生じた場合は「医薬品副作用被害救済制度」の対象となります(一部例外あり)。一方、個人輸入品で同様の被害が生じても、本制度の対象外です。
つまり、個人輸入で重篤な副作用が出て入院が必要になった場合、その治療費は全額自己負担となり、状況によっては数十万〜数百万円の出費につながる可能性があります。
個人輸入代行サイトの取扱停止の動き
2026年現在、複数の大手個人輸入代行サイトでは、マンジャロを含む GLP-1 受容体作動薬の取扱いを順次停止する動きが報じられています。法的・倫理的リスクの観点からの判断とみられ、今後さらに入手は難しくなることが予想されます。
安全な入手ルート(医療機関での処方)
マンジャロを安全に使用するには、医師の診察を受けたうえで処方を受ける方法が最も確実です。
2型糖尿病治療として(保険適用)
糖尿病内科・内科の医療機関で診察を受けます。保険適用となるため自己負担は3割(一般的)です。
適応外使用としての処方(自由診療)
肥満治療目的の場合は、自由診療として扱う医療機関での処方となります。費用はマンジャロの1ヶ月の費用|用量別の相場と隠れ費用までもあわせてご覧ください。
当サイトの提携医療機関「おうちでクリニック」では、オンライン診療によるマンジャロの相談・処方を実施しています。
よくある質問
Q. 個人輸入は違法ですか?
自己使用目的の個人輸入は、一定の条件下で認められる場合がありますが、第三者への譲渡・販売は薬機法違反となります。条件は厚生労働省の見解をご確認ください。
Q. 個人輸入で買ったマンジャロをクリニックで使ってもらえますか?
多くの医療機関では、出所が確認できない医薬品の使用に協力することはありません。安全管理上の問題があるためです。
Q. オンライン診療と個人輸入はどちらが安いですか?
表面的な価格は個人輸入のほうが安く見える場合がありますが、健康被害時の救済対象外であることや偽造品リスクを踏まえると、総合的には医療機関での処方を推奨します。
まとめ
マンジャロの個人輸入には、偽造品・温度管理・救済制度対象外などの重大なリスクがあります。価格の安さだけで判断せず、安全性と医学的フォローを優先して、医療機関での処方を選ぶことを強く推奨します。
当サイトの提携医療機関「おうちでクリニック」では、オンライン診療を通じて全国どこからでも医師の診察を受けることができます。
参考文献・情報源
- マンジャロ皮下注 添付文書 — 日本イーライリリー株式会社
- PMDA 公開審査報告書(マンジャロ) — 医薬品医療機器総合機構
- 医療広告ガイドライン — 厚生労働省
監修医師
おうちでクリニック 監修医師
医師 / おうちでクリニック
- 医師(日本国厚生労働省)
提携医療機関「おうちでクリニック」の医師がマンジャロおよびGLP-1関連記事を監修しています。詳細プロフィールは順次公開予定です。
提携医療機関
マンジャロの診療は
おうちでクリニックへ
マンジャロの処方は医師の診察が必要です。提携医療機関「おうちでクリニック」のオンライン診療で相談・処方を受けられます。
公式サイトで詳細を見る →※マンジャロ皮下注は2型糖尿病治療薬として国内承認された医薬品です。
肥満治療目的での使用は適応外(自由診療)に該当します。
適応外使用に関する重要なお知らせ
- マンジャロの承認状況:マンジャロ皮下注(一般名:チルゼパチド/製造販売:日本イーライリリー株式会社)は、「2型糖尿病」を効能・効果として日本国内で承認された医療用医薬品です。
- 適応外使用について:肥満症やダイエット目的での使用は、承認された効能効果の範囲外(適応外使用)であり、 保険適用外の自由診療(自費治療)となります。費用は提携クリニックの公式情報をご確認ください。
- 主な副作用:消化器症状(悪心・嘔吐・下痢・便秘・食欲減退・腹痛)、低血糖、 急性膵炎、胆嚢炎・胆石症、急性腎障害、過敏症、注射部位反応など。詳細は処方医にご確認ください。
- 体験談・症例の取扱い:厚生労働省「医療広告ガイドライン」に基づき、 当サイトでは個人の治療効果に関する体験談を原則として掲載しません。
本記事は医療情報の提供を目的としたものであり、医師による診断・治療の代替を目的とするものではありません。 治療を検討される方は必ず医療機関で診察を受けてください。

